ヘッジファンドと投資信託の違い比較表!意味や資産運用の特徴はどう違う?

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ヘッジファンドと投資信託の違い比較表|意味や資産運用の特徴はどう違う?

ヘッジファンドと投資信託はどちらもファンドであり、違いがよくわからないという方は多いのではないでしょうか?そこで今回は、ヘッジファンドと投資信託の違いを比較してわかりやすく紹介していきます。

ヘッジファンドと投資信託の違いがわかると、どちらの金融商品が自分に向いているのかが明確になり、より最適な方法で資産運用ができるようになるでしょう。

比較項目 投資信託 ヘッジファンド
意味・種類 公募ファンド 私募ファンド
運用目標 相対収益 絶対収益
対象投資家 不特定多数の一般の投資家 ・49名以下の富裕層の個人投資家・機関投資家
投資対象商品 株・債券などのファンドテーマに沿った伝統的資産 ・左記のような伝統的資産・商品、仮想通貨などその他の金融商品
投資戦略・手法 ・インデックス運用・アクティブ運用など ・ロング・ショート・グローバルマクロ・イベントドリブンなど
かかるコスト ・購入手数料・信託報酬(保有中)・信託財産留保額(解約時) ・管理手数料(保有中)・成功報酬(運用成果発生時)
換金可能時期 いつでも可能(休場日以外) 3か月、半年、1年おきなど(ファンドにより異なる)
レバレッジ なし あり(数倍程度)
投資家との利害 一致していない 一致している
最低投資資金 100円から 1,000万円から

意味・種類

投資信託

投資信託は公募ファンドの一種で、不特定多数の投資家から広く資金を集めることが特徴です。公募ファンドの投資信託は、銀行や証券会社の窓口やネットバンク・ネット証券で販売されており、誰でも手軽に購入できます。

ヘッジファンド

ヘッジファンドは私募ファンドの一種で、50人未満の少数の投資家だけに限定して販売されます。公募ファンドのように誰でも気軽に購入することはできず、機関投資家や一部の富裕層だけが購入できます。

運用目標

投資信託

投資信託では相対収益の獲得を目指します。相対収益とは、日経平均株価やTOPIXなどのベンチマークを上回る収益のことです。下落相場で損失が発生した場合でも、ベンチマークを上回る収益が出ていれば運用成功とみなします。

ヘッジファンド

ヘッジファンドでは絶対収益の獲得を目指します。絶対収益とは、ベンチマークと比較しない絶対的な収益のことです。ヘッジファンドでは、相場が上がっても下がっても収益の獲得を目指し、相場の状態に関係なく資産を増やせる可能性があります。

対象投資家

投資信託

投資信託は、不特定多数の一般の投資家を対象とします。対象者が不特定多数になるため当局から厳しい規制を受け、投資対象の金融商品や運用手法、広告手法などが制限されます。そのため、投資信託で期待できる利回りには限界があります。

ヘッジファンド

ヘッジファンドは、49名以下の富裕層の個人投資家や機関投資家だけを対象にします。対象投資家を制限しているため当局からの規制は比較的緩く、より自由度の高い運用が可能です。またレバレッジを効かせた運用も可能であり、資産を大きく増やせる可能性があります。

投資対象商品

投資信託

投資信託の投資対象商品は、株や債券などの伝統的資産が中心です。株や債券は日本国内だけでなく、外国株式や外国債券なども投資対象になります。これにより、投資信託は投資対象によって「国内債券型・国内株式型・外国株式型・外国債券型」の4つに分けられます。

ヘッジファンド

投資信託の投資対象商品は、株や債券などの伝統的資産だけでなく、オプションや先物、仮想通貨なども投資対象になります。デリバティブ(金融派生商品)も投資対象になるので高利回りが期待できますが、利回りが高くなるほどリスクも高くなります。

投資戦略

投資信託

インデックスファンドと呼ばれる投資信託は、インデックス運用を基本とし、日経平均株価などのベンチマークに連動した運用を指します。一方で、アクティブファンドと呼ばれる投資信託は、ベンチマークとする指数の運用成績を上回ることを目的とした積極的な運用を行います。

ヘッジファンド

ヘッジファンドは、ロング・ショート戦略やグローバルマクロ戦略、イベントドリブン戦略などのさまざまな投資戦略を組み合わせて運用を行います。状況に応じてさまざまな戦略・戦術を適用させることで、下落相場であっても利益の獲得を目指します。

中でもロング・ショート戦略は基本的な戦略であり、買い(ロング)と空売り(ショート)で利益を徹底的に追求します。

他にもマーケット・ニュートラル戦略やマネージド・フューチャーズ戦略と呼ばれる戦略もあり、ファンドマネージャーはあらゆる投資戦略を駆使します。

かかるコスト

投資信託

投資信託は購入時・保有中・解約時に手数料がかかります。購入時にかかるのは購入手数料で保有中にかかるのは信託報酬、解約時にかかるのが信託財産留保額です。なお、投資信託の中には購入手数料がかからないノーロードファンドもあります。

ヘッジファンド

ヘッジファンドは保有中に管理手数料がかかり、運用に成功すると成功報酬(パフォーマンス・フィー)がかかります。成功報酬があることがヘッジファンドの特徴であり、運用を担当するファンドマネージャーは成功報酬を得るために運用を行います。

換金可能時期

投資信託

投資信託は、基本的にいつでも解約して換金することが可能です。ただし、解約の申請をしても現金が入金されるのは3営業日後になるので、すぐに換金することはできません。さらにクローズド期間が設けられている商品の場合、一定期間は換金できないので注意が必要です。

ヘッジファンド

ヘッジファンドは「ロックアップ期間」と「45日ルール」があり、すぐに換金できません。ロックアップ期間はファンド設定から6~24か月間で、この期間中は換金ができません。また45日ルールの適用で、解約の手続きをしても換金できるのは45日後になります。

レバレッジ

投資信託

投資信託は基本的にはレバレッジを効かせた運用は行っていませんが、「日本株ブル」などのレバレッジ型の投資信託も存在します。レバレッジ型ファンドでは、3~5倍程度のレバレッジを効かせた資産運用が可能です。

ヘッジファンド

ヘッジファンドは、数倍~最大10倍程度のレバレッジを効かせた運用が可能です。レバレッジを効かせることで、運用に成功すると資金を大きく増やせる可能性があります。ただし、運用に失敗すると大損することがあるので、一概にレバレッジが高ければ良いというわけではありません。

なお、海外のヘッジファンドの中にはレバレッジを最大限に効かせた「フルレバレッジ」のファンドもありますが、日本ではフルレバレッジのファンドはほぼ存在しません。

投資家との利害

投資信託

投資信託では、運用会社・販売会社と投資家の利害は一致せず、利害が相反することがあります。そこで販売会社は、投資家の利益よりも自社の利益を優先させることがあります。

つまり、投資家が損をするかどうかを重要視せずに、販売手数料が高い投資信託を勧めてくることがあるので注意が必要です。

ヘッジファンド

ヘッジファンドと投資家の利害は一致しています。ヘッジファンドの運用会社は投資家の利益が増えるほど儲かる仕組みになっており、投資家の利益は運用会社の利益に直結します。

特に運用を担当するファンドマネージャーは、運用に成功すると莫大な成功報酬を受け取れます。つまり、ファンドマネージャーは成功報酬の獲得を目指してあらゆる手法を用いて運用するため、成功報酬の料金体系は投資家と運用会社の双方にとってメリットがあります。

最低投資資金

投資信託

投資信託は100円~の少額で購入できます。投資信託は最低投資資金のハードルが極めて低く、お小遣い程度の資金で資産運用を始められることは大きな魅力です。一部を除き、原則100円以上であれば1円単位で投資額を自由に決められます。

ヘッジファンド

ヘッジファンドを購入するには、最低でも1,000万円の資金が必要です。ヘッジファンドは参入のハードルが高く、資金力がある機関投資家や一部の富裕層しか購入できません。ただし、投資助言会社に相談すると1,000万円以下でも購入できるケースがあります。

ヘッジファンドについて詳しく知りたい方は「ヘッジファンドとは何かわかりやすく紹介!意味や仕組み、投資戦略を簡単に解説!」をご覧ください。

ヘッジファンドと投資信託の違い|おすすめな人の特徴

ヘッジファンドと投資信託の違い|おすすめな人の特徴

投資信託がおすすめな人

・少額から投資を始めたい
・伝統的資産で運用したい
・必要時には換金したい

少額から投資を始めたい方には投資信託が向いています。投資信託は100円で購入できるので、投資の初心者にとっては最適な金融商品だと言えるでしょう。また、デリバティブではなく、株や債券などの伝統的資産で運用したい方にも投資信託は向いています。

さらに、現金が必要になったときにすぐに換金したい方も投資信託が向いています。なお、現金が実際に入金されるのは解約申請の3営業日後になるので、早めに申請することが必要です。

なお、おすすめできない投資信託の特徴が知りたい方は「【おすすめしない投資信託の特徴8選】銘柄を見極めるポイントを紹介!」をぜひ参考にしてください。

また、投資信託での運用失敗例が知りたい方は「【投資信託の失敗例】失敗談ブログや実例から学ぶ成功法!」をぜひ参考にしてください。

ヘッジファンドがおすすめな人

・市況に関係なく絶対収益を狙いたい
・プロのファンドマネージャーの力を借りたい
・1,000万円以上の余剰資金がある

相場が上がっても下がっても、市況に関係なく絶対収益を狙いたい方はヘッジファンドが向いています。相場が下落しても利益の獲得を目指せることはヘッジファンドの大きな魅力であり、他の金融商品とは一線を画します。

また、プロのファンドマネージャーの力を借りて資産を増やしたい方もヘッジファンドが向いています。投資信託でもファンドマネージャーが運用を担当しますが、投資信託は運用会社と投資家の利害が一致しない場合があります。

さらにヘッジファンドは、ファンドマネージャーがあらゆる投資手法を用いて本気で利益を狙いにいくので、この点が投資信託とは異なります。1,000万円以上の余剰資金があれば、投資信託よりもヘッジファンドの方が資産を大きく増やせる可能性があります。

なお、ヘッジファンドが抱えるリスクについて知っておきたい方は「ヘッジファンドのリスクや危険性は?破綻・倒産の可能性や対策のポイント」もぜひ参考にしてください。

ヘッジファンドと投資信託のどちらで資産運用するか迷った方は?

ここまで見てきた通り、ヘッジファンドと投資信託はそれぞれ特徴があります。最低預入金額や投資手法などが異なるため、自身の投資目的に沿った商品を選ぶことが大切です。

記事を最後まで読んでヘッジファンドと投資信託のどちらで資産運用するか迷った方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。

ヘッジファンドダイレクトでは、あなたの投資目標にあった運用が可能な優れたヘッジファンドを紹介しているので、理想的な資産運用をサポートします。

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