日本の問題はやはり人口動態
ジム・ロジャーズ氏の連載も今回で最後となるが、やはり日本のことも投資対象の一つとして冷静に分析している。債権国、そして貿易黒字国という点で評価できるものの、将来的に見た場合に少子化が最大の不安要素になると考えている。そして最後に、あまり語ることのない不動産投資についても言及した。
以下、ロジャーズ氏)
今後の日本ですが、人口動態が最も深刻な問題となるでしょう。それを克服するためには3つの選択があると思います。
「子作りをする」
「移民を受け入れる」
「生活水準を下げる」
子供の出生率も増えないし、そして移民も受け入れない。そうすると生活水準を下げることを受け入れるしかないのです。ヒドイことです。ここにいる皆さん、わたしの話なんか聞くのを止めて、早く家に帰って子作りをしてください。
日本は良い観光地はたくさんあるし、女性もキレイなのに。財政赤字を減らして、子作りをしないと50年後の日本はないですよ。わたしが日本に住んでいたら革命を起こします。子供には何も与えていないし、今、変わらないとダメですね。
出生率ですが普通、2.1%はないと(国は)維持することはできません。今の日本の出生率は1.2%くらいでしょうか(正確には1.37%=厚労省作成)。今すぐに子作りをしないと。わたしは、いつも子供がいたら楽しいですよ、と言っています。それは国のためにもいいですから。