マクロビオティック・プライベートシェフが語る、富裕層がマクロを選ぶ理由【1】

富裕層の間では常識の食事スタイル「マクロビオティック」

 最近は「マクロビオティック」という言葉が日本にも徐々に広まり、マクロをコンセプトにしたカフェやレストラン、料理本やセミナーの開催なども目にするようになってきました。しかし日本で「マクロビオティック」というと、「女性が健康を気にして好む食事」「細かい決まりがたくさんあって実行するのが難しそう」というイメージが強く、まだまだ身近な食事法とは言い難いのが現実です。

 一方、富裕層の間では、マクロビオティックやベジタリアン、ビーガンは1つの食事法として認知され、すでに浸透しています。海外のセレブがプライベートシェフを雇い、マクロやベジタリアンを取り入れた食生活を送っていることは有名です。また以前特集でもご紹介したタイの高級リゾート地、ホアヒンにある滞在型ヘルスリゾート「チバソム」が海外セレブを虜にする理由の1つは、食べているだけで体内デトックスができると評判のスパ・キュイジーヌがあること。オーガニック野菜やフルーツを中心とした、塩・油を使用しないオリジナルメニューの中には、栄養価の高いベジタリアン料理も含まれています。

ストイックな食生活を好む富裕層が日本でも増加中?

 野菜を中心とした健康的な食事にシフトしていこうという傾向は、日本の富裕層にも共通しているようです。記者が先日会った2人のプライベートクラブ「YUCASEE(ゆかし)」の会員も、そのような食事法を実践していました。1人は、もう7年ほどビーガン(※)の食事法で生活している某大学の男性教授。海外の専門家を雇って食生活をマネージメントしてもらったり、野菜や雑穀だけでは摂取できないビタミンのサプリメントを海外から個人輸入するなど、徹底してストイックな食生活をキープ。ビーガンになる前と比べて10キロほど体重が減り、リバウンドもないそうです。

 もう1人は某大学の男性理事。会話をしていてたまたま食生活の話が出たところ、ちょうど明日から数日間の間、断食に入るとのこと。専門家の指示に沿って行う断食なので体に悪影響は出ず、逆に体調が良くなると語っていました。世間ではストイックな食生活は女性が好むというイメージがありますが、富裕層では男性の割合が多いことも特徴です。

 望めば何でも手に入るにも関わらず、なぜ富裕層はあえてストイックな食生活を選択するのでしょうか。今回、YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)はマクロビオティックを例にとり、富裕層の食生活について、人気歌手マドンナさんのプライベートシェフを務めた、西邨マユミさんにお話を伺いました。

(※純粋菜食主義者。ベジタリアンと異なり、卵や乳製品も口にしない。)

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