M・モビアス氏が教える2010年の日本経済と新興国

日本企業の勝ち組は?

 日本企業も足元の業績が上向きつつあった去年。新興国投資の第一人者モビアス氏は、成熟国家、日本企業の2010年の行方を次のように考えている。

◆以下モビアス氏の話
 2010年の企業収益が増えて、何とかリカバリーできそうに思います。ここ2、3年を振り返ると、2008年は上半期の企業収益は良かったのですが、2009年は年間を通じて厳しかったようですね。そして2010年はかなり良くなってくるでしょう。今年の年末には「ベリーサプライズな内容だった」と思うように良い数字をあげているかもしれませんね。

 日本の成長率ですが、これは1%程度になるでしょう。世界のグローバルな景況感から見ると、とてもバリュエーションが低く割安感があります。多くの人はあまり成長していないと見て評価を下げています。これは、日本のマーケットの評価を間違う恐れがあります。

 ただし個別に見ていくと、企業ごとに業績は違ってくるでしょう。中国やインドなどで事業展開して、エマージングマーケットに絡んでいくことができる企業が業績も良くなるはずです。ですから日本全体と、ひとくくりにすることは難しいかもしれませんね。

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