M・モビアス氏が教える2010年の日本経済と新興国

環境バブルは起きるのか?

 昨年から局地的に、「環境」は材料になってきた。ただ、本格的な環境バブルはまだ来ていない。今年起きる可能性はあるのかどうか?

 ◆以下モビアス氏の話
 今年もエネルギー需要が高まることは違いありません。ハイブリッドカーなど新しい動きも出てきていますが、ガソリンエンジンに取って代わるところまでには至らないと思います。環境対応車を作るにはコストが大き過ぎますし、運行するためのシステムにもコストがかかりますから。だから、しばらくはないでしょう。

 普及のカギとなる政府の取り組みも、今はあまり大きなものも期待はできそうにありません。代替エネルギーに替わることは当面ないでしょうね。

 ただ、農業技術は大きく進化するのではないかと思っています。たとえば種。モンサント(米バイオメーカー、遺伝子食物種のシェア90%を誇る)は作物を早く実らせる技術を開発し、生産性の効率が認められます。また、医療技術やロボット技術の進化を進められる国が、リーダーシップを取ることができるようになるでしょう。

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