FXで4.5億円脱税の元ヒルズ族!その後

命金でトレードするFX

 以前の磯貝氏は、もはや死語となった円キャリートレードが、唯一の投資手法だった。今は手法を変えて納税の足しにするべく、トレードを行っている。それは、どのようなものなのか。

 「国税局が僕のためを思って『罰金を払うために使って下さい』と言って残しておいてくれた3000万円を元にFXをしています。でも、これは絶対に減らすことは許されないお金だし、利益が出た分を納税に回すようにしています。今は、リスク管理をキチンとして確実にいくことを心がけています。使っている手法は、フィボナッチ。トレードしていて、数学的にピタッとはまるところが気もちいいんですよ。ルールに従えば、的確に売買するポイントが割り出せます」

 フィボナッチとは、自然界の黄金比率である0.382、0.618為替トレードにあてはめて、高値と安値の値幅の38.2%、61.8%が反転の節目になりやすいという法則のこと。磯貝氏は、FXからは毎月100万円を返済に充てようと計画している。

 「ある月に調子が良くて200万円を納税したんですが、トッカンさんは『引き続き頑張って下さい』と応援してくれました。でも負けていることを報告すると『FXはもうやめなさいと言ったでしょう』と怒られました。言っていることは無茶苦茶ですが、要は納税すればいいみたいです」

 とにかく早く回収したい、という国税側の意向が見て取ることができる。

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