兼業でも株で1億円を達成する方法

日経も四季報も読まない

 ふみちゃん氏は投資本を50冊も読破した勉強熱心な投資家でもある。以前は、日経新聞に目を通し、四季報で調べて、TV東京の株式番組をビデオで見ては研究にいそしんだ。しかし、今はそれらを一切見ることはない。

 「昔はわたしもファンダメンタルズは大切だと考えていましたが、相場で株価を決めるのはファンダメンタルズよりも需給だと感じました。また、どの株を買うというよりも、いつ買うのかということが大切だと考えるようになりました」

 確かにファンダメンタルズは大切だが、最終的な株価を決定するのは、需給であることは間違いない。特にチャートを見る目を養ったことで年間1000万円以上の利益をスイングであげることが可能となったという。現在は需給を睨みつつ、三尊天井、二番底、ネックラインなどチャートの形を見分けて、判断して投資することが多いそうだ。

 「いつも同じ方法が通じるわけではありません。でも、株は勉強すればするほどいいし、知識は持っていても損はしません」とふみちゃん氏。

 空売りを始めるためには、ファンダメンタルズ派の人は、まずは、ファンダの一辺倒を捨てて、株価は「需給」ということを再認識することも大切だろう。次回は具体的なエントリータイミングを探る。(つづく)

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