名門カーネギーメロン大MBAの校名にも
デビッド・テッパー氏(母校で学生たちと)
というのも母校であるカーネギーメロン大学ビジネススクールに、5500万ドルを寄付。2004年から同コースはテッパー・スクール・オブ・ビジネスという校名になっている。ファンドマネージャーの名前が冠された学校は、聞いたことがない。こうしたことからも異色の存在なのかもしれない。
ピッツバーグに生を受け、父親の株式投資を見て、11歳から投資に興味を持つようになったテッパー氏。ピッツバーグ大学からカーネギー・メロン大学のMBAコースを得て、ミューチュアルファンド会社勤務などを経て、ゴールドマンサックスにジャンクボンド部門が設立されるために、移籍した。
ゴールドマンのジャンクボンド部門では8年間トップトレーダーとして責任者の地位にあった。そこでジャンクボンド、ディストレス証券のトレードでは第一人者の地位を築き上げていった。現在の超逆張り型のバリュー投資の手法のルーツはまさに、ここにある。