日経225のトレードほど楽な投資はない
「人間には誰にも損したくないという本能から損切りを引き伸ばしたり、含み益が出るとそれを失いたくなくて、すぐに利食いする習性があると思います。そうした感情的なトレードを抑えるのがシストレですが、それを守ることができない人もいると思います」
人間とは感情を持つ生き物。それだけに、常に同じ判断をすることは難しい。資金力、今置かれている環境、あるいはその時の体調や感情など様々な要素に左右される。
レイナさんはシステムでトレードを行い、また、軍資金もアルバイトで貯めた余力資金だったということもあり、極力、不確定要素やネガティブな要素を排除できたことが良かったようだ。
「もし、証拠金ギリギリだったら理屈ではない恐怖が襲い、ルールを破ってしまうことも考えられました。仮に10回中9回連続で100円以上のロスカットが来ても、問題ないくらいの余力でやっていたので、恐怖でルールを曲げることもありませんでした。逆に言えばしっかりとリスク管理し、トレードルールをしっかり持てば、こんなに楽な投資対象はないと思います」
女子大生にして、ここまで冷静な判断を持ち投資を行っていたレイナさん。トレードするうちに、富裕層がなぜ投資で勝てるのかということに気が付いたようだ。
