マンションでも豊かな会話は育める
子ども部屋のドアが常に開いているので、廊下を歩くお母さんはさりげなく様子を観察することができますし、Jさんが勉強部屋に閉じこもらないように、参考書はわざと隣の部屋に置くなど、随所にお母さんのアイデアが光ります。こうしてJさんは難関の女子学院に合格できました。
戸建住宅とマンションでは、生活スタイルが必然的に異なります。勉強させる環境というのはJさんのケースでもよくわかるように、家の造りに制限があっても発想の転換でいくらでもよくできるのです。
最近では内装や間取りのプランを自由に選択できるマンションもあります。何よりも「頭のよい子を育てる家」で大事なのは、家の構造よりも家族で豊かなコミュニケーションを育む、ということにありそうです。