「元本確保型で年利10%以上」はヘッジファンドなら当たり前
そこで目が行くのが海外投資。元本確保と年利10%以上というヘッジファンドも海外では当たり前のように存在している。カラクリは簡単。元本確保型ファンドの一般的な仕組みは、元本の確保部分を、預入金の数十%の割合で米国債などの高格付け債券や保証銀行の高格付け債券(割引債やゼロ・クーポン債)で運用。これは満期時にはこの預け金が100%になる。これでまずは元本確保。
次に、預入金の債権購入資金以外の残りの資金(+借入金)で、幅広く積極的な運用を行い、高いリターンを追求し、期待リターン10%-30%を狙うというもの。
では、数ある元本確保型のヘッジファンドで、どれがいいのか? さらにもっと範囲を広げて、そもそも数千あるとも言われているヘッジファンドの中でどれを選べばいいのか?。金融後進国と言われる日本ではいまひとつ情報が少ないが、有名なところでは、預かり資産430億ドル規模のマン・インベストメンツ社などがある。これは馴染みのある人も多いだろう。
ただし、世の中にはもっと高リターン低リスクな元本確保型ヘッジファンドが探せばあったりする。海外投資を専門にする投資顧問アブラハムプライベートバンク株式会社によれば、例えば、マンインベストメンツ社のファンド1つにとっても、日本で販売されている商品はマン社の商品の一部に過ぎず、実は、本国にはもっと良いファンドがあるとのこと。
参考:「マンIP220元本確保型ファンドは買いか?」アブラハムプライベートバンク株式会社
もし、世界中の投資対象から冷静に自分に相応しいファンドを選びたいと思うなら、ファンド選別を専門にしているアドバイザーに相談してみてはどうだろうか。海外投資に少し不安だという人にも親切に、円建てのファンドなども推奨してもらえる場合もあるようだ。1億円の1%は100万円。10%は1000万円。こんな時代だからこそ、新しい情報を押さえておきたいものだ。