中野美奈子アナはなぜ医師と結婚したか?

バブルが女子アナの価値を高騰させた


紺野あさ美さん(「see you again」より)
 「競争率2000倍」とも言われる民放キー局のアナウンサー職の競争率。もちろん実際の数字はわからないが、それだけ超難関だということを物語る数字でもある。言わば、スーパーエリートたちだ。

 モデル経験者、ミス慶応をはじめとしたミスコン出身者、あるいは平井理央アナ、元モーニング娘。の紺野あさ美さん(来春TV東京入社予定)ら有名タレントがアナウンサーになることも珍しくもなくなった。今年TBS入社の佐藤渚アナも地元仙台では有名ご当地タレントだった。

 「女子アナの昔の仕事と言えば、原稿を読んで、男性アナや司会者のアシスタントをすることでした」と局関係者。だが、それだけではもったいないとばかりに、TV局はそんな才色兼備な彼女たちを放っておくはずがなかった。1980年代後半にバブル景気で潤ったTV局は女子アナのアイドル化を促進。その結果、プロ野球の球場への取材をはじめとして、あらゆる場面に進出するようになり、活躍する場面を広げていった。

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