上場企業役員報酬ランキング、7億円社長の素顔

1年の大半は海外?


カルロス・ゴーン氏
 大本命と目されていた日産のカルロス・ゴーン氏は、8億9100万円という巨額の報酬を受け取っている。

 ただし、ゴーン氏は、「日本にはいない時が多いと聞いた」(全国紙記者)というように、フランス本社と横浜市の日産本社を行き来しているようだ。一種のパーマネントトラベラーのようなもので、日本での滞在日数が半分に満たなければ、日本の税務当局は住民税を取り損なっている?ということになる。

 各メディアでは、日本にいない経営者にこの金額はどうかとする意見や、業績に見合わないのではという意見が多数を占めているようだ。今期は無配、株価もPBR1倍割れが続くなど、こうした論調が出るのも致し方ないのかもしれない。

 そのゴーン氏だが日本国内では、東京・港区内の超高級タワーマンションに賃貸で住んでいる模様だ。外国人社長だけに、記者の「夜回り」(夜中に自宅に行き情報を個別に聞く手法)は気に入らないのか、記者に「You Crazy!」と追い返したとも言われる。

 さすがに、来期も無配が続くなら、ゴーン氏も株主から「You Crazy」と言われかねない。

 ◆上場企業役員高額報酬ランキング(敬称略、11位以下)
11位 稲葉善治        ファナック社長    3億3100万円
12位 毒島秀行        SANKYO会長   3億3000万円
13位 荒井元義        BML前会長     3億2100万円
14位 小松安弘        エフピコ会長     3億2000万円
15位 松村謙三        プリヴェ社長     3億1900万円

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