ビジネス本の9割は怪しい!もう読むな

売れるフォーマットとは

 まず「売れるビジネス本」の条件とは、「商品としてしっかり作り込まれていること」が挙げられるという。水野氏が挙げる主な特徴は次のようなものだ。

・知恵を絞ったタイトル
・オシャレな装丁
・1ページあたりの文字数を減らす
・太字やまとめを多用

 ここに挙げたものは一部だが、売れるビジネス本の共通するパターンだ。そして、その技術は日進月歩で進化しているのだという。そうしたフォーマットどおりに書いていけば、理論上は誰が書いても同じ、ということになる。

 「書く人の数を増やして、売れるためのフォーマットを作って、売れ筋のタイトルを付ける。いい物を書くよりも、(出版社は)いかに売り抜けるか、ということばかりを考えていますね」

 ちなみに、大手出版社は「いいものを書けば売れる」という昔ながらのやり方にこだわるために、ビジネス本のヒットはなかなか出せていないのだという。

 最後に、「ビジネス本作家」を、水野氏に採点していただこう。

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