ビジネス本で成果を2倍にする方法

数千冊を読んでわかったこと


水野俊哉氏
【1】能力や経験記憶のアップの仕方が「べき乗法則」に則っていない。

 水野氏によると、これは努力を継続した成果は2倍、4倍、8倍、16倍というふうに乗数的にアップするので、ある段階からは急激に成果が出るようになるということだという。つまり「普通の人がいきなり、スゴい人を真似することはできないということです」という。

【2】何をどう努力するべきかが、整理されていない。

 そこで水野氏は「まずは2倍を目指すことが何より重要です」として、最初に2倍にすることを強調する。「最初の段階は成果の出方も緩やかなので、習慣になる前にやめてしまう人が多いのです」。つまり、初期段階の努力を軌道に乗せるために、水野氏が考えたのが、やるべきことを要素に分解することだという。

 「やることを4つの要素に分解して、それぞれの要素を25%ずつアップするためにコツコツとやれば、すぐに成果は2倍になります」

 この考え方は水野氏の著書「マトリックス図解思考」に収録されている。例えば、実践がキツい上に、本を読むだけでは無理なダイエット。水野氏も実践したことなのだが、どのようなマトリックス分解をしたのか見てみよう。

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