新潟で3億円を稼ぎ上京した美人姉妹【4】

実現したかったマルキュー出店


写真提供:Sugar
 「SHIBUYA109」出店に際しては、オーディションがあるのだが、決定する前から清水さんは絶対に出店するつもりで、すでに準備を進めていた。

 「今はインターネットの時代だからこそ、店舗を出す魅力があるんじゃないかと思っています。でも、渋谷という場所にこだわったのは、やはり流行の発信地であるという点。そこに店舗を出すことに魅力を感じていたからです」

 マルキューの総本山である「SHIBUYA109」に出店するには、競争率の高いオーディションを突破する必要があった。それでも渋谷への出店にこだわり、オーディションを突破して仮契約を取り付けるまでに至った。そして「JEWELS PROM(ジュエルズプロム)」を今年出店できた。


 しかし、そこは戦場。マルキューの王者「CECIL McBEE(セシルマクビー)」をはじめ多くの出店ブランドが、毎日、覇を競い合っている。本社新潟と東京、さらには中国など海外へと飛びまわる清水さん。やはり、一度は袂を分かった妹けい子さんの力が必要だった。

 「心から信頼して店を任せられる人はだれかということで、新潟の店を立ち上げた経験もあったし、妹をもう一度呼びました。わたしが必要としていたことがわかったのか、今度は妹も喜んできてくれました」

 やはり、そこは姉妹。気持ちが通じ合う部分はある。「オーナー=姉、店長=妹」として新たな関係をスタートした。

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