子供は高級車に乗せよ!
徳大寺ゆきさん
「乗り心地から、デザインから、BMWが一番落ち着きます。逆に、フェラーリのような車は怖くて乗れません。家に飾っておいて鑑賞する車かもしれません」
悪気なく話す様子に嫌味はまったくない。むしろ、育った環境がそうなのだから仕方がないと言うべきだろう。実家のそうした環境が、子供の地的好奇心をくすぐったのかもしれない。
現在は大学生として建築学を専攻しているが、興味がある対象は環境と道路。これは、徳大寺さん自身が車窓を通して見る景色から、自然と興味を持つようになったのだという。現在2年生で、これからは「交通と環境を結びつけて、排気ガスや都市環境についての勉強をしていきたいと思っています」と話す。
「自分も車に乗ることを通して家族に色々な所に連れて行ってもらったり、車に興味を持つことで視野も広がったと思います。今は車のない生活は考えられないです。子供には、ぜひ(高級車に)乗せてあげてほしいですし、自分も家族を持つようになったら、乗せてあげたいと思います」
若者の車離れが進む昨今だが、早くから一流のものを体験し知ることによって、視野の広がり、たしなみ、さらには教養レベルも高まり、子供のその後の人生はまた違ったものになるのかもしれない。
ちなみに将来は車を3台(生活用=BMW、ドライブ用=ポルシェ、鑑賞用=フェラーリ)所有したいそうだが、徳大寺さんはまだ免許を持っていない。