ミュージアム返還と7億円は大阪への手切れ金?
サントリーミュージアム
サントリーミュージアムは、創業90周年事業として1994年11月3日に開館した。水族館「海遊館」に隣接する市有地に建設。設計は、当時のサントリー会長、佐治敬三氏と親しかった安藤忠雄氏が手がけた。
モネ、ボナール、ロートレック、ミュシャ、ホックニーなど、近現代美術の収集・展示を行っているほか、20メートル×28メートルのスクリーンをもつ世界最大級の立体映像劇場「アイマックスシアター」がある。
すばらしい施設だが、年150万人と見込んでいた入場者数は難しく、2008年の実績は65万人だった。最近は年数億円の赤字経営で、今年12月末での休館が決まったのも無理のないことだった。
もっとも、そもそもの休館方針について、ある80歳代の財界OBはこうぼやく。