「モーニング娘。」対「AKB48」の本当の勝者は?

OL並みか、それ以下?

 「月給10万円」

 ちょうどAKB48が大ブレークした今春に、紙媒体では唯一の「反AKB」的存在である「週刊文春」が、そのように報じた。毎日見ない日はないくらいに露出し、働いている健気な?AKBたちだが、そんなことが本当にあるのだろうか。元メンバーの事務所関係者は次のように話す。

 「ハッキリとした金額は言えませんけど、まず、あのくらいの年齢なら、芸能界では月給制で、OL並みか、あるいは、そこまでいかないということはよくあります」

 AKB48の仕事は所属する事務所AKSにお金が入って、個人で行う仕事は、メンバー個々人の事務所に入るのが一般的だという。だから「AKB48というグループとしてのみ売れても、なかなかメンバー本人にまでお金は回ってはこないでしょう」(マスコミ関係者)という。

 「メンバーもいつかは、AKB48を卒業することになるかと思います。その後、『元AKB48』という肩書が付くかどうかというのは営業上、大事になります。演歌歌手の世界でよく言う『紅白出場』みたいなものです。仕事がない子もたくさんいる中で、AKBのメンバーに入ること自体、名誉なことでは」(事務所関係者)

 AKBを人材育成機関だと見立てて、将来への投資だと考えれば、メンバー個々の事務所サイドとしてはいいと思っているのかもしれない。

 ただ現実的には、グループ卒業後も活躍できるのは、選抜組の中心メンバーである「あっちゃん」こと前田敦子さんら数人だと見られる。また、その前田さんらの待遇は他のメンバーよりも良い、とも言われている。

 では、モー娘。とAKBのこの違いは何なのだろうか。

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