「もしドラ」大ヒットは遺族も大喜び
リック・ワルツマン氏
―早速ですが、日本では「もしドラ」が大ヒットしましたが、ご存じですか?
ワルツマン氏)ええ、知っています。(著者の)岩崎夏海さんともお会いしたことがあります。これまではドラッカーと縁がなかった人にも知らしめてくれました。しかも、エンターテインメント性があり、読みやすい文章ですしね。それに、とてもナイスガイでした。
ドラッカー研究所では大拍手という感じでした。それに、(ドラッカー氏の未亡人)ドリス夫人は現在99歳なんですが「すごく、いいことをしてもらった」と大喜びでしたよ。
実はドラッカーは、野球が大好きな人でした。1980年代には(米大リーグ)クリーブランドインディアンスのコンサルタントとして関わっていたのですが、首脳陣、経営陣、それこそチケット売りまでドラッカーの理論を徹底させてチームが躍進したことがありました。