HSBCプレミア、営業総責任者に聞く

100年に1度の金融危機でも黒字決算をキープ


HSBC山内智浩・営業本部長
 では、HSBCとはどんな金融機関なのでしょうか。1865年に香港上海銀行が設立されたことに端を発します。『世界のローカルバンク』をスローガンとし、現在では86の国と地域に拠点を持ち(本拠ロンドン)、顧客数1億人以上、預かり資産約1.2兆ドルの世界最大級の金融グループです。2008年の税引前当期純利益は約93億米ドルと、昨今の金融危機で各金融機関が軒並み苦戦している中でも、底堅い業績でした。

 その要因を山内本部長は「それは、地域的にも事業内容的にもバランス良く多角化しているために、リスク分散ができているからなのです」と説明しました。

 日本の富裕層の中には香港のHSBCプレミアで口座を持っている人も多いですが、日本と何が違うのでしょうか。「香港でHSBCプレミアの口座を持っていらっしゃる方なら、日本では残高ゼロ円でも口座を作ることができます(口座は別口座となります)。商品やサービス内容に付いては香港とは違いがあります」と山内本部長。日本国内のサービスとしては「外貨両替で32通貨、外貨預金は22通貨を取り扱っています。常にサービスを充実させ、高い付加価値を提供し続けることを重視しています」と話しました。

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