富裕層の間で流行る書籍出版

その分野を極めたスペシャリストが、富裕層になれる

 この他に、米国公認会計士である午堂登紀雄さんの『33歳で資産3億円をつくった私の方法』(三笠書房)。骨格ストレッチの第一人者であり、日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナーの久永陽介さんの『骨格3分ストレッチ』(幻冬舎)。お子さんの低年齢留学を成功させた医師、若草まやさんの『5歳6歳スイス留学大作戦』(かんぽう)など、自身の著書を持っているゆかし会員は多いです。
 若草まやさんは2人の娘のボーディングスクール体験記を書き、子供の国際教育を考える保護者たちに大きな衝撃と影響を与えました。その後医師を続けつつ、留学についての執筆・講演活動も行い、2007年にはFESスイス留学センター所長に就任されています。

 荘司さんや若草さんのように、本業はもちろん、他の分野でも本を執筆できてしまう富裕層の人々。それは、彼らの生きる姿勢が大きく関係していると考えられます。仕事でも趣味でも、自分の生活に起きる1つ1つの事柄に常に全力投球し、誰に言われたわけではないのに、いつの間にかその道のスペシャリストになってしまう。多趣味・多才・努力家であり、常に切るカードを何枚も持っている。「これをやったから成功した」というより、自分なりのポリシーを持ち、それに沿って何事にも取り組むというその生き方こそが、彼らを富裕層へ導いたのかもしれません。

 プライベートクラブ「YUCASEE(ゆかし)」にはあらゆる分野の権威が顔を揃え、外の世界とは全く異なる密度の濃い空間が創出されています。何かの分野を極めたスペシャリストが富裕層になり、また逆に富裕層になってこそ、その分野を極めたと言える。ゆかし会員の発行書籍の多さは、その事実を物語っていると言えます。


アマゾンや書店ランキングで1位を獲得、続々重版がかかる 『富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか』(幻冬舎)

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