お金を持つほど不幸になるのはなぜか【2】(本田健氏)

年収は600万円で十分なのか?


都内某高級住宅街
 今年発表されたプリンストン大学の調査によると、世帯年収が7万5000ドルまでは収入と幸福が比例するのに対し、7万5000ドル以上では必ずしも比例しなくなるというのだ。7万5000ドルは、日本円で約600万円。

 この金額を見て、みなさんは何を思っただろうか。いま現在のお金との付き合い方が、その感じ方に顕著に現れるのではないだろうか。ここで、本田さんがある例を提示した。

 「お金は生活の不便さを解消するものですが、稼ぐ人ならば、それだけ仕事のストレスが掛ってきます。たとえば、自家用車が普通の車から、BMWに替わったところで、忙しくて子供といっしょに乗る時間さえないというのでは意味がありません」

 いい収入、いい車がたとえあったとしても、お金の奴隷、あるいは主人のどちらかということになるだろうか。決して友人という付き合い方ではないはずだ。ただし、例外があって、いまの仕事がライフワークで何かを成し遂げたいというのなら、それは続けるべきだという。

 しかし、お金との付き合い方を考える上では、あなた一人のことを考えるだけでは不十分ではないか。配偶者、子供とともに生活をともにしている以上、そうした関係を見つめなおすことも必要となるだろう。

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