成功者の顔は脳で作られる【4】大金を掴むのは丸目

 「顔は脳の看板」。人の顔を見ることで心の現象を見取り、開運の助言を説く、嘉祥流観相学会・導主、 藤木相元氏。波乱万丈に富んだ人生と、豪快でユニークなキャラクターで、『笑っていいとも』などのテレビ出演も多い。松下幸之助、吉田茂、田中角栄、本田宗一郎、小林一三など、戦後の傑物と親交のあった藤木氏に、“金が入る、たまる顔相”“ビジネスで成功する顔相”とは、どんな顔であるのか、聞いてみた。

右目は知性、左目は感性

 右目は知性、左目は感性を表します。目はシンメトリックではなくて、大きさの違いがある人が大半なんですよ。物事は感性で発想して知性で作り上げるといいものができます。完全にシンメトリックだと同じ働きをするので、本当はどちらかが大きいのが望ましい。目にはアンバランスの美と言うのがあるんですよ。バランスが良すぎると人形の目のようで逆に不自然な印象を受けます。大半の人はどちらかにウエイトがあるので顔相の判断できるんです。

 左目が大きい人は感性でものを見る人。音楽、文学に長けていることが多い。男性の場合は、処世術が巧みで、活動的で負けず嫌い。女性は働き者だけど、勝気でわがままな人が多いですね。同僚たちに慕われ、目上の人に引き立てられて成功する。極端に大金持ちという人は少ないけれど、いつも必要な分のお金は入ってくる運を持っています。

 右目の大きい人は知性に秀でて洞察力に富み、指導力もあります。地味であるけれど忍耐強く、晩年に幸せをつかむ人も。

 感性派だったら相手も感性派というように、同じタイプの人と一緒になるといいんですよ、人生としてはね。でも実際は、自分にないものを求めて、つい反対のタイプに惚れちゃうんだけどね…。

 自分で財を作る人は右目の大きい人が多いですよ。計算が得意だし、手段を選ばないところがありますからね。逆に生まれた時からお金がある人は左目が大きいことが多い。がむしゃらになることがないので、感性で力を発揮する。源氏物語の光源氏がその典型ですね。左目の大きい人は美しいものに敏感で、美しい場所、美しい文章、美しい出来事、美しい人に反応するので、左目の大きな人は、文学者や音楽家、芸術家などが多いんですね。

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