JR大阪駅「大阪ステーションシティ」に期待とやっかみの声

改装資金回収はわずか数年?


JR大阪駅ホームから臨む 「ノースゲートビルディング」
 JR大阪駅が5月4日、北側に建設中のノースゲートビルディングの開業に合わせ、生まれ変わる。駅と南北ビルとで「大阪ステーションシティ」となり、1日平均約85万人の乗降客は、91万人に増えると期待されている。開業が近づくにつれ、新施設の一人勝ちが確実視され始め、「大阪・ミナミや神戸から人が流れるだけでは」(ミナミの商業施設関係者)と懸念する声が増えている。

 ノースゲートビルは、地下2階~地上10階に三越伊勢丹が入り、売り場面積約5万平方メートルの新しい百貨店が誕生する。衣料・雑貨を集めたセレクトショップやレストランなど約200店をそろえた専門店街「LUCUA(ルクア)」も同時開業する。

 JR西日本が全面改装のために費やしたのは2100億円と巨額だが、増収効果は年725億円と試算。鉄道業や新ビルのテナント収入などで、数年で投資が回収できると見込んでいる。

 これに対し、「たった数年とは、うらやましい」と話すのは、市内でオフィスビルを構える企業の関係者。「ノースゲートビルは、オフィス部分もすでに100%の入居率。駅に直結した立地のよさはほかではありえない」とため息交じりに話す。

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