AKB48卒業翌日に社長になった川崎希さん(後篇)

ネット時代の店舗の役割

 ネイルサロン「MARON」も開店し、メンズブランドのANTIMINSS(アンティミンス)も店舗を構えることにした。こちらもJR渋谷駅に近い好立地だった。


アンティミンス
 しかし、資金があまりないために、計2店舗目を持つことは勇気が必要だったのではないだろうか。川崎さんは「絶対に借入だけはしたくないし、それに、貸してくれるはずもないですしね」と笑った。

 「家賃のほかに、人件費もかかっちゃいますし、売上もネットの方が断然いいんですけど、実際に手にとって見てもらえる場所っていうのが大事です。わたしは、高い広告費を掛けてまで広告を出すよりも店を置く方が、メリットがあるように思います」

 服好きな人、外国人、さらにはAKB時代のファンをはじめ様々な人が来店するのだという。ネットと実店舗が、互いに相乗効果を上げていることを実感。ネット時代だからこそ、リアルの店舗を持つ魅力は十分に感じているのだという。

 そうしているうちに、従業員も15人にまで増えていた。

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