初任給下がってんじゃん
――出戻ったアライブでは厚遇されたんですか?
出荷担当とはいえ新卒でしたから、商社では月23万円もらっていました。アライブには給料を聞かずに戻ったんですが、最初が15万円。下がってんじゃん!みたいな。でもその時はすでに、無いものを作り出す自信ができていたので、給料も上がるだろうという感触はありました。
とはいえ、戻っても1カ月ぐらいは雑務続きでマズイと思いました。その時『「成功の糸」は毎週木曜日に降りてくる』(奥義1)が生まれました。きっかけはテレビで料理研究家が話していた「今の皆さんの体は、1カ月前に食べたものできているんですよ」というコメントでした。
食生活で体が変わるなら、人生も選択肢を変えれば変わるのではないか…?
今までの自分の人生がダメだったのは、ずっとプロスポーツ選手になるための選択しか選ばなかったためで、ビジネスマンとしての選択肢がまったくなかったからではないかと。能力ではなく、人生の選択肢が偏り過ぎていたから、それなりの評価しか得られなかったんじゃないか、ならば明日から今まで自分が選ばなかった選択肢を積極的に受け入れれば変わるのではと仮説を立てました。