議長の解任動議「3度」!異例の東電株主総会

採決は無効ではないか


廊下にあふれる株主
 冒頭の議長解任動議だが、実はこれは当初予定していた会場、この日は第1会場と呼ばれる株主の挙手だけで採決していた。最初にも触れたが、第1~5号、さらには廊下にあふれた株主もいた。

 勝俣会長は即断即決で、否決を決定した。しかし、別室は社員が常駐しているとは言えども、モニターしかなくどこまで声が反映されているかはわからない。

 「会場は5つあるんですよ。さきほど緊急動議が否決されましたが、別室にいる人や廊下にいる人は参加していないのですよ。無効です」と株主から疑問を呈する声があった。

 二度目となる議長解任の緊急動議の要求だが、しかし、議長の勝俣会長は「(一回目の緊急動議は)確認させていただきました」などとして、答弁して取り合わなかった

 不満をきちんと“ベント”しなかったことで、後に爆発を引き起こすことになった。

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