田園調布の大豪邸は未登記?の退職金長者

田園調布の大豪邸は未登記?


多田勝美邸
 多田勝美氏は、東京都内でも屈指の高級住宅街の田園調布に家を構えている。約4000平方メートルの広い敷地。また田園調布ではルール化されている庭木が高く生い茂っており、敷地内をうかがい知ることはできない。

 1992年に所有権は移転し、土地には41億円の根抵当権が設定されている(現在は解除)。不動産業者によると、田園調布3丁目の中でもかなり良い場所にあるため、1坪あたりで300万円以上で実勢取引がなされているのではないかという。

 土地名義は多田氏本人だが、ただし、建物に関して、東京地方法務局の担当者は「職員が複数がかりで探しても見つかりませんでした。考えられる可能性としては、未登記ということです」という。


界隈の中でもひときわ目立つ多田邸。 敷地は優に3000平方メートルを超える
 法務局によると、固定資産税、都市計画税の計算にあたって登記は必要であるが、建物を新築してから1カ月以内に申請しない場合には、10万円以下の過料が課せられるという。

 ただし、実際に過料が課せられた前例は聞かないという。

 一般的には相続の際に面倒になるだけだろう。ちなみに、昨年日本人で1位だった大日本印刷の北島義俊社長は、自宅を資産管理会社名義にしており、相続対策を行っていた。多田氏は相続対策は特に行っていないということなのか。

11 古森重隆        富士フィルム社長   3億9800万円
12 松村謙三        プリヴェ社長    3億9400万円
13 金川千尋        信越化学工業会長  3億8300万円
14 稲葉善治        ファナック社長   3億7800万円
15 北川淳治        ITホール相談役  3億6200万円
16 北島義俊         大日本印刷社長   3億5300万円

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