2人のセレブ美女幹部に揺れる慈善団体

セレブ美女が疑惑の慈善団体を運営

 中国の慈善団体に、いま厳しい非難の目がむけられている。きっかけは、超セレブな生活をひけらかしていた郭美美(かく びび)のウェイボー(中国版ミニブログ)だった。


愛車マセラッティと郭美美さん(weiboより)
 大豪邸に住み、愛車はイタリア製高級スポーツカーのマセラティ。飛行機の座席はファーストクラスで、エルメスのバッグを持ち歩く。こんな生活を、弱冠20歳の郭美美はネット上で自慢していた。今回、批判対象となったのは書き込みの中で「中国赤十字商業経理」という肩書を名乗っていたためだ。あるネットユーザーがこの肩書に注目し「中国赤十字会への義援金が不正に使われているのでは」という疑惑が瞬く間に広まった。

 「郭美美事件」と呼ばれるまでになったこの騒ぎで、ネットユーザーや中国各メディアの独自調査が始まった。その結果「中国赤十字会には、中国赤十字商業系統赤十字会という下部組織があり、義援金を山分けしている」という憶測が広まる。さらに、この下部組織は数社の企業が経営にかかわっていて、公式な組織として役所に届け出ていない任意団体であることも明らかになった。

 郭美美は「中国赤十字会商業経理という肩書はでっち上げで、この愚かな行動で中国赤十字の名誉を傷つけてしまった」と謝罪し、赤十字会も彼女の存在を“否定”したが、時すでに遅しだった。義援金の流用など真相は解明されていないものの、中国では献血をする人が昨年に比べて10%以上減少し、義援金もほとんど集まらなくなっているという。

 そんな中、ネットユーザーは「郭美美」に続いて、新しい疑惑のセレブを見つけ出してしまった。

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