セレブ育ちの美女「吸血美人マーメイド」
蘆星宇さん(weiboより)
同じ慈善団体系のセレブとうことで、彼女は「蘆美美」というあだなまでつけられてしまった。
蘆星宇がトップを務める中央アフリカ希望プロジェクトとは、今後10年以内でアフリカに1000校の学校を建設するというもので、そのために15億元(約180億円)をつぎ込むという壮大な計画だ。プロジェクトは中国青少年発展基金会と世界傑出華商協会が共同で行っていて、蘆星宇の父親である蘆俊卿(ろ しゅんきょう)が世界傑出華商協会のトップを務める。父は資産総額、1億元(約12億円)を越える大富豪だ。
超セレブ家庭に生まれ、米カリフォルニア州立大でメディア学を学んだ彼女は父親の富と権力を後ろ盾に一大プロジェクトのトップの座についたというわけだ。
ネットユーザーによる批判が始まると、蘆星宇は「蘆星宇=吸血美人マーメイド」というアカウント名を「蘆星宇・頑張れ」というアカウント名に変え、一部の内容を削除してしまった。さらに「良いことをしているのにどうして批判されなければならないの!」と書き込み、ますますユーザーから反感を買ってしまった。
寄ってたかって調査をはじめたネット民は、世界傑出華商協会は、表面上では非営利団体を装っているが、実は香港で登記している法的な営利企業であることを突き止めた。また、「寄付金の10%は管理費として中央アフリカ希望プロジェクトが使用する」ことになっていることが発見され、1億5000万元(約18億円)もの大金がどうして必要かとさらに批判が強まった。