BMWで運転免許試験に落ちる16歳大富豪子弟

誕生プレゼントは高級車

 実技試験では自分の車を持参し、試験官が助手席に座り、一般道を走行する。チェックポイントはいくつかあり、それを守れなければ即座に後日やりなおしとなる。

 ちなみに、米国の教習所はビジネスではなく、日本の教習所のように授業料は必要ない。31ドル(約2400円)とプロの監督官への受講料だけで取得できるため、日本よりもお金はかからない制度になっている。

 そこで問題となるのが、乗っている車だ。米国では、運転免許を持つ権利が与えられる16歳の誕生日を特別なものと考えられている。大富豪の子供達は総額1000万円ほどかけて、高級ホテルでパーティーをする。

 そして、プレゼントには最低500万円以上のBMWを本人に内緒で用意する。パーティーの最後に 子供は目隠しをされて、ホテルの正面玄関に連れて行かれ、鍵を渡される。目隠しが外されると目の前にピカピカの新車があるというのがよくあるパーティーのクライマックスシーンだ。

 その車で練習もして、もちろん、本番の運転免許試験にも行く。そして、落とされる。

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