大富豪ボンボンが真剣に就活、でも落ちた

 中国で「富二代」といえば「苦労知らずの二代目」を指す。親のお金で遊んで暮らしているとマイナスイメージをもたれることが多い彼ら。その中の一人ともいえる富豪が、寧夏テレビ第一財経チャンネルの就職リアリティー番組(視聴者参加の双方向型バラエティー番組)「中国職場好榜様」に出演して話題になっている。彼はワインの営業マンに応募し、“富二代”から“責任ある2代目”に変わりたいのだという。

余裕の豪邸生活だが就職したい


陳俊宇(ちん しゅんう)氏(中国職場好榜様より)
 出演したのは北京出身の陳俊宇(ちん しゅんう)さん。中央民族大学音楽教育専科を卒業。大学生活では月2万元(約24万円)のスピードで消費を続け、4年間のうちに100万元以上(約1200万円)を使い切ってしまったという。現在は高級車や豪邸を所有し、働かなくても十分に生活できる。

 ところが今回、番組で行われたワイン販売の営業担当募集に応募した。番組の撮影現場までベンツでやってきた彼は、求職者というより、面接をする大企業の社長という風貌だ。

 番組では審査員から次々に質問が浴びせられた。「高級車や豪邸は自分の物か?」「既に大きな財産を持っているのに、小銭を稼いで満足するのか?」「苦労してもいいのか?」など。

 それに対してどう答えたのか。

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