中国人気モデルが全人代選挙に、ところが・・・

度重なる妨害に独立系候補者はゼロに


中国全人代
 政府に対する不安の高まりなどから、大学教授や法律家、記者や主婦まで、「無党派候補」が続々とツイッター上などで出馬を表明。立候補の条件は「党や団体の推薦」「有権者10人以上の推薦」を定められているが、政府当局はこうした動きを、一党独裁への脅威とみなし、なりふり構わぬ妨害をしているようだ。

 投票日の前日である11月7日、程さんはツイッターの中でこうつぶやいている。「私の新浪ウエイボー(中国版ツイッター最大手)上のコメントの多くが、削除されてしまった。あれ以来、何も信じられなくなってしまったわ。今朝、事務所のマネージャーから、取材があると言われたけれど、いったい何を話したらいいの!?」

 共産党・政府は選挙について表向きは「一人ひとりが手にある貴重な民主権利を大切にしよう」と呼び掛ける。

 ところが、独立候補への警戒は強まるばかりで、ツイッターでの発言を削除する以外にも、候補者を拘束し、外出禁止にするなど、選挙活動を妨害は続いている。北京では、実績のあった候補も今回はふるいにかけられ、独立候補者はゼロになったということだ。

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