プロ野球の巨人を解任された、球団代表の清武英利氏(61)。25日に東京都内で記者会見を行い、読売新聞本社グループ会長伊・主筆、巨人軍会長の渡辺恒雄氏からの恫喝や、コーチ人事の裏側などを明らかにした。注目される奥の手だが、ここでも封印。メディアは肩透かしを食ったようだが、それでもTV業界は早くも清武氏に注目し、争奪戦になりそうだという。「ポスト池上彰」という声も出ている。
ずば抜けた記者実績
清武英利氏
キー局の制作関係者は話す。何と言っても記者としての実績は、山一証券経営破たんをはじめ数多くのスクープをものにしてきており、現役のキャスターレベルでは突出している。実は記者としてそれほど実績のない池上氏よりも評価は高く、「ポスト池上彰」と声が出るのも無理ではない。
25日の記者会見では、この日の記者会見でも、記者だけで200人以上が集まり、運動部と社会部が出席した全国紙もあった。それだけの注目を集めていることは確かなのだ。
ただ、外国特派員協会で行ったにも関わらず、海外メディアの報道はなく、ほとんど自爆に近い。スポーツ紙などは3ページ丸ごと報道したところもあったが、それでも、内容的には酷評に近いものだった。
それでも「世間に与えたイメージは強いですよ」と前出のTV局員は言う。