「66歳社長定年」のパナソニック、大坪社長の進退は?

年明けに後継指名か?


 一方、創業者、松下幸之助は66歳のとき、女婿の松下正治氏に社長職を譲っている。正治氏は65歳のとき、山下俊彦氏にバトンをわたし、山下氏が谷井昭雄氏に譲ったのは66歳のとき。

 谷井氏は65歳で森下洋一氏へと引き継ぎ、森下氏は66歳で中村現会長に社長職を譲った。そして、2006年6月、66歳だった中村氏は大坪社長へとバトンを渡している。

 大坪社長は1945年9月5日生まれで、来年67歳。「潮時だ」(パナ役員OB)という見方は大勢を占めている。

 パナは1月上旬、恒例の「経営方針発表会」を開く。「早ければそのとき、遅くても春には後継指名があるだろう。なければ末期症状」(30代パナ社員)といった声が聞こえている。

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