世界のセレブリティに愛されるタイスパ
タイのスパはタイ王朝の歴史でもあり、タイ王室に守られて今日まで発展してきました。一般的なタイスパの伝統的技術は、3つの要素に分けられるとされます。
1つは仏教に由来する「4エレメント理論(四大元素論)」。人間の体は精神、土、水、風、火の4要素で構成されるとされ、このバランスが崩れると人体に悪影響があると考えられています。タイの古代医学はこのような仏教哲学やアジアの医学理論を取り入れ、独自な進化を遂げました。2つ目は日本でも知名度の高いタイのトラディショナルマッサージ。3つ目はタイ式ヨガ、ルーシーダットンです。タイのスパはこれらの古代医学や伝統技術をベースにしつつ、それぞれに独自の個性を打ち出すことに成功しています。
東洋と西洋が融合したヘルスリゾート「チバソム」
ホアヒンは古くからタイ王室御用達のリゾートとして発展。バンコクから空路で約40分、陸路で約2時間とアクセスしやすく、特に欧米の富裕層に人気です。以前ゆかし会員をホアヒンの別荘地に無料ご招待したことがあり、ゆかしにとっても縁の深いリゾート地です。
チバソムはタイ仏教の「中道」という教えを基に、独自プログラムを創り上げています。またタイだけでなくアジア全体の文化に根ざし、東洋医学と最新の西洋医学を融合させたところが特長です。
チバソムのプログラムは「ホリスティック・ウェルビーイング」「スパ」「フィットネス」の3つから成り立ち、スパメニューは約150種類にも及びます。他のリゾート地との大きな違いは、「ホリスティック・ウェルビーイング」の存在です。これは肩の凝りや体のだるさ、肥満、気分の落ち込みなど、病気ではないけれどもその危険性がある「未病」を防ぐためのプログラム。インドのアーユルヴェーダや中国の道教に由来する伝統医療「チ・ネイ・ザン」、日本の霊気などを取り入れています。特に「チ・ネイ・ザン」は日本では珍しいお腹のマッサージで、ストレスや緊張を取り除き、内臓のデトックスを促してくれます。