アルベールⅡ世公、モナコ大使らが来日
モナコ公国を活動の拠点とする団体「エコ・アート・インターナショナル(Eco Art International)」が主催するチャリティーイベント、「エコ・アート・パレード“ビジュー”(Eco Art Parade “BIJOUX” 2010)」。同イベントのプレスコンフェレンスとカクテルパーティーが、モナコのアルベールⅡ世公の来日に合わせて、東京・六本木の「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」で10月29日に開催されました。
エコ・アート・インターナショナルはモナコのアルベールⅡ世公が後援する団体で、アートを通して生物多様性の保全に貢献することを理念に掲げて活動しています。2008年から活動を開始し、2009年には絶滅が危惧される鳥を活動のテーマに採用して、第1回目のエコ・アート・パレードを開催しました。
今回、エコ・アート・インターナショナルの共同創設者の1人であるアンジェラ・ヴォン・ライト氏と、モナコ大使のアンリ・フィソール氏が来日し、同団体の活動内容についてプレスコンフェレンスで紹介しました。
今回のオークション開催地はアブダビ
「今年度のエコ・アート・パレードは世界各国を巡回したいと希望していたため、彫像作品のようなものではなく、持ち運びできるジュエリー作品を扱うことにしました。絶滅危惧種のセーカーハヤブサとサイチョウをモチーフにした36点の豪華なジュエリー作品を、32人の国際的アーティストやデザイナーの方々に制作・提供していただきました。」(ライト氏)
「今年度のオークションによる利益は、アルベールⅡ世公基金、バードライフ・インターナショナルなどの5つの環境保全団体およびチャリティ団体に寄贈されます。アルベールⅡ世公自身により、バードライフ・インターナショナルが今年度のオークションの収益の寄贈先として選定されましたが、日本の高円宮妃殿下がバードライフ・インターナショナルの名誉総裁を務められていることから、今年度のアート作品のモチーフの一つに、アジアに生息するサイチョウを設定しました。」(ライト氏)
今回の「エコ・アート・パレード“ビジュー”2010」は、モナコのアルベール公だけでなく、アブダビのナヒヤーン・ビン・マバラク・アルナヒヤン殿下も後援。巡回展示最終地のアブダビでは、F1グランプリウィークに4日間の展示を行い、11月13日にアブダビにあるNURAIプライベートアイランドでオークションが開催されます。