発売5カ月で8万部を突破した「バカでも年収1000万円」(ダイヤモンド社)の著者、アライブ取締役の伊藤喜之氏は、自らを“バカリーマン日本代表”と呼ぶ。偏差値30、学歴やスキルがなくても、年収1000万円を実現させた伊藤氏の、おバカでも年収1000万円どころか3000万円も夢ではないという「バカ6大奥義」、そして奥義が生まれたユニークな過程を紹介する。◆第二回目はコチラ◆
副業で評価が上がり古巣へ戻る
――東海地方のタワーレコードでは知られる顔になったわけですね。
伊藤喜之氏
そして、今度は矛先をラジオ局に向けたんです。ラジオ局でも同じことすれば人脈ができるかなと、ラジオで受けそうなマニアックなものを制作会社に持って行くと、ネットワークが広がったんです。色々聞いてみると、ラジオ局とレコードショップというのは、あまりつながりが無いそうで、僕が行っていたのはZIP-FMというところでしたが、ラジオ局でやるイベントをタワーレコードで告知しますか? と聞くと、「ぜひ」と飛びついて来ました。それで両者を取り持つようになってラジオ局でイベントをやるときは、僕に電話がかかるようになってきました。
副業で見つけたのが、「弱点レーダチャート」(次回紹介する奥義の一つ)。相手の弱点を見つければ、後ろ盾がなくても深い関係性を構築できるというものです。でも、元を正せば、自分の持っているものは何も使っていない。家にあったCDRをタワーレコードに持って行き、タワーレコードが喜んだという情報をレコード会社にちょっと煽り気味に伝えて、さらにラジオ局にその情報を広げて、要は人のものを循環させただけです。これなら、学歴とか資格といった能力なしでもいけるはずだと気付きました。