東京大学は日本の大学の中でも最高ランクに位置づけられており、やはり別格の存在だ。その東大に『偏差値29』から合格を果たした美人作家がいた。現在は作家、イラストレーターとして活動する杉山奈津子さん。あなたは、少しでも可能性があるのに諦めていないだろうか。それは受験だけに限らず、社会に出てもそうだ。杉山さんの体験をここに紹介し、読者のみなさんの教訓となれば幸いだ。
偏差値29からの大逆転
東大(文京区本郷)
この刺激的なフレーズは、人気漫画「ドラゴン桜」の作中に出てくる言葉。東大に入って人生を変えろという意味で主人公が使った言葉だ。
杉山奈津子さんは、うつ病のために学校を休みがちで、偏差値も70を取るよりも難しいとされる「29」。ここから東大を目指そうとする受験生の存在そのものが珍しいが、見事に合格した。
現在は自身のうつ病の体験記をつづった著書「鬱姫なっちゃんの闘鬱記」、東大受験記「偏差値29からの東大合格」などを発表し、作家、イラストレーター、講演活動を行っている。
東大に合格して「人生が変わった」と杉山さんは話す。
うつ病の高校生が偏差値29という絶望の淵から、どうやって合格を果たしたのか。その体験には様々な教訓が含まれており、ここで紹介する。