1階でパーティー、2階に泥棒
実際、筆者の実家にも泥棒が入ったことがあるのだが、その際は、家に6人もの人がいた。1階でホームパーティーをしている際に、2階に泥棒が入った。なぜ、分かったのかというと、偶然、2階にある荷物を取りに上がった時に、泥棒と鉢合わせしてしまった人がいたからである。
泥棒は1階にものすごい勢いで逃げて行き、大勢人がいるリビングは避け、納戸についたお勝手口から出ていった。
その後の現場検証から分かったことは、泥棒は、「風を通すために空けていた、みかん箱程度の大きさの小さな天窓のような場所から侵入した」ということ。それから、天窓から入り勝手口から出ていったという動線から「入念に下調べをした後に入っている」ということである。
そして、盗まれたものは数万円の現金。それは引き出しの中の財布に入っていたものである。荒らされた形跡はなく、現金が抜かれている以外は、何も変わらない状況だった。現金のみ抜かれていたのだが、もし、泥棒と鉢合わせしなかったら「家族の誰かが取った?」「ホームパーティーに来ていた誰かが取った?」と人間関係にしこりを残すようなできごとになっていたかもしれない。