すべてのスケジュールが前倒しに
「まだ何も選挙に出る準備が整っていない塾生が多いのが現状出る。だから、塾生の中には政治塾以外に、政治や選挙の専門のコンサルタントやコーチを就けて独自に勉強をしている人もいます。塾生の中から、公募にどれだけ手を挙げる人が出てくるかどうか」
こう語ったのは塾生の一人。多くの塾生たちはまだまだ戦力には程遠い、と考えているようだ。いずれにせよ、世論の後押しはともかく、選挙戦に早く突入すればするほど、体勢の整っていない大阪維新の会は、「橋下効果頼み」の戦いになってしまう。
塾生の身体検査をした上で、さらに、塾生以外から即戦力となる人材を公募しなければならないという構図だ。
いずれにせよ、維新の会の内部では「すべてのスケジュールが前倒しになっている」(関係者)ともいう。選挙を意識していることは間違いない。
ただし、「橋下市長からはそうしたムードが感じられない」というのが塾生から漏れてくる感想。それでも、いつ戦いが起きてもいいように準備だけは早くしておかなければならない。大阪から日本の改革を目指す志士たちにとって、この名簿流出は基地と出るか凶と出るか。