庶民の味方、社民・福島瑞穂党首は預金1億円の富裕層

麻生Vs.鳩山は1勝1敗

 総選挙(8月18日公示、30日投開票)も目前となり、天下分け目の真夏の戦いの場に送り込まれる候補者たち。YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)は前回、各議員の所得のランキングを調査したが、今回は各政党の代表の収入と資産を洗い出してみた。

 所得では主要6政党の党首の中でトップは麻生太郎首相(自民党総裁)で3641万円だった。民主党の鳩山由紀夫代表が2位で、2887万円。両氏は株式の配当所得で他の党首を引き離しており、資産家の一面を裏付ける形となった。

 麻生首相の所得は、歳費と首相給与を加えた給与所得の2327万円と株式配当の747万円に加えて、雑所得567万円。著書の印税収入は昨年の約半分に落ち着き、昨年9月に首相に就任して以来、テレビ出演料や講演料がなくなったことが原因だと考えられる。鳩山氏は、給与所得が議員歳費のみで2887万円。株式の配当所得は840万円だった。

 ただ、資産は鳩山氏16億5641万円に対して、麻生首相4億5547万円(家族分含め)で、鳩山氏圧勝ということになる。もっといえば資産総額に算入されないブリヂストンなどの保有株式は市価で数10億円に及ぶ上に、戦後政治の歴史を刻む東京・音羽の旧鳩山邸は母親の安子さん名義のまま。

 所得は麻生首相で、資産は鳩山氏に各々軍配が上がった。

 他の党首は、国民新党の綿貫民輔代表が2844万円。テレビ出演が多い社民党の福島瑞穂党首は2492万円。太田昭宏代表が2005万円、志位和夫委員長が1955万円だった。

 資産と言えば、マスコミが取り上げるのは、決まって麻生Vs.鳩山の名門対決の構図。だが、他の議員も調べてみると意外な面が見えてくる。


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