首相公邸には「幽霊出ない」ことに
政府は先日、首相公邸には幽霊は出ない、とする答弁書を閣議決定した。関係者の間では、かねてから噂として上っていたものの、民主党の加賀谷健参院議員の質問主意書に正式に答えた形だ。
公邸は旧官邸として使われていたが、「2・26事件」の舞台となったことでも有名だ。同事件では、当時の陸軍の青年将校が官邸を占拠し、岡田啓介首相の義弟・松尾伝蔵大佐を射殺したことで知られる。
2005年以降は首相公邸として使用されているものの、「短命政権が相次ぐのはそういう理由があるのではないか」との揶揄もある。ちなみに安倍晋三首相は現在も、渋谷区の私邸に居住しており、公邸には入っていない。
幽霊、いわゆるおばけが出る出ないは、科学的に解明し立証することは難しいが、基本的には否定したいところだ。不動産と幽霊にまつわる話は、あまり表には出てこないものの、探せば実はあるのだ(正確にはあるようだ、と言う方が良いのか?)。実際に筆者も取材の中で直面したことがある。