京都府の年収1000万円比率と世帯年収、1位精華町

京都は丸田町より北、田の字はプラウドも進出

 話はようやく京都市内に移るが、伝統的な「ザ京都」と呼ぶような高級住宅地と言えば、北区。北区には北野、白川、上賀茂などの著名な高級住宅街があり、また、鷹峯に2015年にアマンリゾートによる進出計画もある。左京区は下鴨、岩倉などもある。一口で言うならば、京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅より北ということになる。

 京都市街のいわゆる、田の字地区には、マンションの計画が多数存在する。野村不動産のプラウドシリーズの「プラウド京都麩屋町御池」が京都に初進出するなど大手も参入して競争は激しい。80年代のバブルを思わせるような強気の価格も見受けられ、その時代以来の億ションも登場するなどしている。ただ、ある関西の大手不動産業者は「東京の富裕層と、京都の新しい富裕層の取り込みが狙いです。全体には好調なのですが、しかし、ダブついている感は出ており、捌き切れない所もあると聞きます」という。

 他に西部の大山崎町、長岡京市なども大阪に近い立地で、大阪中心部への通勤圏となっておりニュータウン化している。

 大企業と大学が数多い京都だが人口減少は今後も避けられず、それが今後は富裕層や高所得者たちの統計にどのような影響を与えていくのか、推移を見ていかなければならないだろう。以下は全順位。

1 精華町 604万円 18.56%
2 木津川市 545万円 8.75%
3 大山崎町 530万円 7.17%
4 長岡京市 524万円 8.93%
5 京田辺市 517万円 9.80%
6 西京区 512万円 8.69%
7 宇部市 502万円 6.54%
8 八幡市 498万円 7.24%
9 城陽市 495万円 7.38%
10 亀岡市 490万円 7.04%

11 向日市 486万円 7.65%
12 久我山町 481万円 6.65%
13 中京区 468万円 6.81%
14 京都市全体 466万円 6.42%
15 北区 463万円 8.00%
16 左京区 450万円 8.42%
17 福知山市 443万円 4.80%
18 伏見区 442万円 5.79%
19 舞鶴市 437万円 3.40%
20 右京区 435万円 5.76%
21 下京区 432万円 4.63%
22 山科区 429万円 5.12%
23 京丹波町 427万円 5.02%
24 南区 424万円 4.85%
25 綾部市 418万円 4.41%
26 京丹後市 408万円 4.18%
27 上京区 407万円 5.99%
28 南丹市 403万円 4.32%
29 宮津市 399万円 4.39%
30 与謝野町 395万円 4.02%
31 東山区 370万円 3.91%

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