アメリカ版フォーブスによると、昨年は世界で2000万人以上が大小さまざまなクルージングを楽しんだという。
そして富裕層のあいだには、旅を楽しむにあたって「豪華」の意味にも近年変化が起きている。たとえばラスベガスにある数多くの高級なホテルには、もはやそれだけでは価値がなく、ゲストは「ホテル群の中にある自分のためのホテル」のコンセプト、つまり自分のためだけの玄関があり、“自分のために”用意された贅沢を心ゆくまで楽しみ、はじめてそこで対価を払いたいと思うゲストが増えてきた、というのだ。
クルージングでも同じことが言えるという。世界中で大小さまざまなクルーズが企画されるなか、世界の数社の超豪華客船がゴージャスな旅を企画し、プライベートレストラン、VIPルームサービス、船上での考えられる限りの「特別な」アクティビティ、そして様々なエンターテイメントを提供している。
また、明確な統計はないものの、上述した2000万人以上のクルージング旅客のうちの約8%が、目的としていたか否かを問わず、クルージングをビジネスミーティングの場として利用していたと考えられている。
今年はアメリカのロイヤル・カリビアン・インターナショナルが旅客定員6400人以上という世界最大の客船を就航させた。豪華客船に世界の注目があつまるなか、ロシア版フォーブスも最新の世界の豪華客船ランキングをまとめている。今回はそれをもとに、日本からも参加しやすく、豪華かつゆったりとしたバカンスを過ごすのにおすすめの客船を紹介したい。