佐賀県の大当たり伝説
{IMG:1637:R:C:IC} どこにでもある風情の神社、参拝するには季節外れの11月に多くの参拝客が訪れて、何やら祈願している様子。こうした光景は、ここ最近は毎年のことだという。しかも、場所は離島。あえて、交通の便が悪い所まで行くには理由があるからだ。
そう、この場所こそが「宝当神社」。佐賀県唐津市から船で10分の離島にあり、宝くじファンにとっては縁起の良い神社として崇められている。それが伝説となったのが平成18年の全国都道府県別の当選確率が全国2位になった出来事だった。1000万円以上の高額当選の確率が3.47%(1位は東京都の4.75%)。単純計算で佐賀県民の約2万9000人に1人が高額当選にありついたことになる。
このニュースは全国紙でも報道されるようになり、一躍全国区の話題に。現在はこの神社の近くにも売り場も開設されたほど。ちなみに「当たりが出たとは聞いたことがない」(九州の宝くじファン)という声もあるが、こうした現象は場所による偏りの一つでもある。元販売員も「人為的とまでは言いにくいのですが、こうしたことが起きています」と話す。いったい、どういうことなのだろうか?