M・モビアス氏が教える2010年の日本経済と新興国

1年のうち200日を世界で飛び回る74歳


マーク・モビアス氏
 2009年の株式投資は、中国など新興国株を売買することが最も勝者への近道ではなかっただろうか。では、2010年にこの勢いは続くのか、あるいは何か我々の予想もつかないようなことが起きるのか。「YUCASEE MEDIA」(ゆかしメディア)は、新興国投資の第一人者マーク・モビアス氏にインタビューを行った。

 モビアス氏と言えば、トレードマークのスキンヘッドでお馴染み。テンプルトン・アセット・マネジメント代表として新興国市場のファンドで毎年安定したリターンを上げ、数々の賞を受賞してきた。74歳となった現在でも1年の約200日は世界中を飛び回る生活を続け、投資への意欲は衰えることはない。今回はドバイ視察から、東京都内で講演「2010年の海外投資は…これだ!!」(イニシアスター証券主催)のために来日していた。講演では、資源高を見越して、それに株価が連動する新興国の資源関連株を買うことが、2010年の投資を成功させるカギであることを述べた。

 いまだ精力的に世界を自分の足で歩き、そして自分の目でしっかりと動向を掴むモビアス氏にまずは久々に訪れた日本の経済についての見通しを聞いた。

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