資産6兆円の大富豪ビル・ゲイツ氏を支えたファミリーオフィス

主流はオルタナティブ投資になりつつある

 ファミリーオフィスの役割は富裕層一族が望むすべてのサービスとなる。資産運用、管理、から子弟の教育・留学の斡旋、財団の設立・運営、美術品の管理、旅行のコーディネート、プライベートジェットの管理など多岐に渡る。その中でも共通するニーズはやはり資産運用。ファミリーオフィスの運用担当メンバーには、元プライベートバンカーや投資銀行出身者ら、やはり金融業界からが多い。

 まずは投資案件の中立的な判断。つまり、セカンドオピニオンを提供し、金融機関の営業攻勢から守り、そしてポートフォリオを最適化するなどが求められている。事実上一つの巨大なファンドと見ることもできる。

 アセットアロケーション別では、株式が最も多く47%、債券が16%を占める。そして特徴的なのがオルタナティブ当地の比率が33%を占めているということ。オルタナティブの中でも特にヘッジファンドは20%と高い比率に上る。いつの時代でも絶対収益を目指すヘッジファンドのニーズの高さをうかがわせる。時には、運用で名を馳せた人物をヘッドハンティングして取り込んでしまい、直接運用させるという例もあるようだ。(データの出典:Papher Amit,Heinrich Liechtenstein,M Julia Prats,Todd Millay & Laird P.Pendleton『Single Family Office:Private Wealth Management in the Family Context』)

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