王侯貴族が集うスイスの名門校「ル・ロゼ」での高校生活【1】

冬季は高級スキーリゾート・グシュタードにキャンパスが移動

―ル・ロゼは2つのキャンパスがあると伺いました。

Uさん:「はい、春夏秋と冬でキャンパスが変わります。春から秋はレマン湖畔のキャンパス、冬は1月の初めから3月の初めまで約2ヶ月間、グシュタードに学校の機能が完全に移転します。冬のキャンパスでは、学校が終わると毎日午後はスキーやスノーボード。IB(インターナショナルバカロレア)のプログラムでスポーツは大変重視されていて、必ずやらなくてはいけません。ここを選んだ理由の1つとして、2つキャンパスがあるということも大きいですね。それにこの学校ではそれまで好きだった乗馬もゴルフも、好きなことは何でもできると聞いて、行きたいと思いました。」

―乗馬なんて日本の普通の学校ではまずできないですから、魅力的ですね。

Uさん:「乗馬やゴルフは、授業以外のスポーツブロックの中でできます。キャンパスはスイスですが、フランスにル・ロゼの厩舎があるので、自分の馬を持っている人は持ってきて、そこへ置いておくことができます。」

IBとフレンチバカロレア、2つの教育プログラム

 ル・ロゼのカリキュラムは、国際的教育プログラム「IB(インターナショナルバカロレア)」と、フランスの教育システムに沿ったプログラム「フレンチバカロレア」の2種類があり、全生徒が必ずどちらかのコースを選びます。

―IBとフレンチバカロレアでは、IBを選ぶ生徒が多いのでしょうか?

Uさん:「ほとんどの子がIBを選びます。昔はフレンチが多かったそうですが、フレンチバカロレアは取得がすごく難しくて大変なんです。試験期間も長くて、IBの試験が終わってもその後2ヶ月間くらいやっていたりします。科目数も多いです。」

―クラスの人数や、先生との関係はどうですか?

Uさん:「日本だと生徒と先生の割合は40対1とか50対1くらいで、先生との交流も限られます。ル・ロゼでは一番多くても1組10人くらいです。クラスの人気度にもよりますが、マンツーマンの授業もありますし、自分の進度に合わせて授業をしてもらえます。私の場合は母国語の日本語は、日本人の先生とのマンツーマンでした。母国語を大事にするという観点から母国語は全員がしっかり学ぶことになっていて、ニーズがあれば、何人でも先生は雇ってもらえます。」

―語学以外のどんな教科でも、先生をすぐ雇ってもらえるのですか?

Uさん:「はい。必要性があればいくらでも費用を投じて、誰でも何でも雇ってくれます。それがこの学校の良いところです。ニーズさえあれば、何でもできるし、やらせてもらえる。そんな学校は世界でも珍しいと思います。」

王侯貴族が集うスイスの名門校「ル・ロゼ」での高校生活【2】

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